道しるべ
2015-09-13


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鬼怒川が反乱して、常総市など大変な状態になっています。被災地の方々の心痛は、はかりかねないものがあります。
あらためて、日本は、地震、雷、火事、台風、豪雨など自然災害が多い土地であり、自然の中で、たまたま運良く,生かされている事を実感いたしました。

さて、昨日、久し振りに楽器屋さんにいって、「現代ギター」の最新号を見たら、ボサノバ奏者の佐藤正美さんが、7月30日に、呼吸不全で逝去されていたことを知りました。

私事、40代後半に、要請されて転職をしましたが、転職先のゴタゴタに巻き込まれて、人生どん底を味わっていました。

もうだめだと感じていた時に、たまたま、楽器屋で「ボサノバ」という、佐藤氏の書かれた教本を手にすることができました。
その本の中で、佐藤氏は、同学年ということ知りました。

人生行き詰まっている時は、趣味のクラシックギターを弾いても、心は開放されず、ギターを弾いていても、クラシックの硬苦しさや、がっちり決まった演奏形態の中で、仕事と同じように、逃げ場を失っていました。

この本に出会って、ボサノバの明るさ、表現の豊かさ、それに、なんといっても、ブラジルの陽気なリズムに、魅了されました。

最初は、ちっともリズムが自分の体になじまず、相変わらず、ノレない暗い演奏をしていました。

しかし、なんとか、環境を打破してなんとか、明るくなろう、逆境を脱却しようと、ボサノバのリズムに、明るいメロディーに、藁にもしがみつく思いで、脱却をはかりました。

この「ボサノバ」の教則本がなかったら、人生は、陰に陰に落ち込んで、破滅への道を進み、現在の自分がなかったのではないかと思っています。

この執筆者である、佐藤氏の演奏も聴きに行ったこともありますが、演奏している場面を見ているだけに、今回の早すぎるご逝去の報に、いまは何も話す言葉がありません。
[おじさん雑感]

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